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無理なく始める実家の整理5ステップ|高齢の親に寄り添う片付け

  • kurashinootetsudai
  • 9月30日
  • 読了時間: 4分
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こんにちは!

「片付け下手さんが、片付け上手に変わる」方法をお伝えしている、整理収納専門のアス「暮らしのお手伝いさん」です


今回は実家の片付けについてまとめてみました。


9月の敬老の日。感謝の気持ちを伝えるこの時期に、「実家の片付け」について少し考えてみませんか?


実家に帰るたびに、「モノが多くて動きづらい」「どこに何があるかわからない」と感じることはありませんか?年齢を重ねた親世代にとって、整理や収納は体力的にも気力的にも負担が大きいものです。


今回の記事では、高齢の親に優しい片付け方や収納の工夫、そして“片付けをどう切り出すか”という会話のヒントをご紹介します。片付けは、単にモノを減らすことではなく、親の暮らしを守ることにつながる大切な作業です。

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なぜ今、“実家の片付け”が必要なの?

実家の環境は、家族にとって安心であるべき場所。しかし、長年の暮らしでモノが増え続けると、思わぬリスクが生まれます。

例えば、床に置きっぱなしの荷物が転倒の原因になることも。また、災害時には避難の妨げになることも多いです。さらに、認知機能や体力が落ちてくると、細かい判断や片付けはますます難しくなります。


だからこそ、本人が元気なうちに少しずつ関わることが大切。焦らず「今すぐ全部やる」ではなく、未来の安心を積み重ねていく気持ちで進めましょう。



親との片付け、いきなり言うと失敗する?

「実家の片付けを始めましょう」といきなり伝えると、親御さんはプレッシャーを感じてしまうことが多いです。大切にしているモノを勝手に捨てられたり、生活が脅かされると思われるのは、誰だって嫌ですよね。


そこで大切なのは、親の自尊心を守りながら、一緒に進める姿勢を持つことです。

  • 「手伝わせて」ではなく、「一緒にやりたいな」と声をかける

  • 「どれを残したい?」と選ばせることで本人の意思を尊重する

  • 進める中で、「ありがとう」「すごいね」「これは思い出だね」と肯定の言葉を忘れない

こうした配慮が、親子の信頼関係を保ち、スムーズな片付けに繋がります。

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「手放せないモノ」とどう向き合う?

実家には、思い出の詰まったモノがたくさんあります。昔使っていた道具や洋服、贈り物や書類…どれも簡単には手放せません。


ここで大切なのは、否定せず、話をよく聞くこと。モノの背景にあるストーリーを共有することで、親の気持ちを理解しやすくなります。


片付けの際は、こんな工夫がおすすめです。

  • 思い出ボックスを作り、特に大切なモノを一つの箱にまとめて保管

  • モノを写真に撮って形だけ残し、実物は手放す方法

  • 「今も使っているもの」「飾りたいもの」「保管するだけのもの」に分けて整理する

これらの方法は、モノを減らしつつ大切な記憶を守ることができます。

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実家の整理、無理なく進める5ステップ

実際に始める時は、無理せず小さなところからスタートしましょう。

  1. 1か所だけ決めて始める


     まずは「キッチンの引き出し一段」や「玄関の靴箱」など、小さなエリアに限定。完了感が得やすく、次へのモチベーションになります。

  2. 一緒に開けて、一緒に見る


     勝手に捨てるのはNG。必ず親御さんと一緒に確認し、思い出話や使い道を聞きながら作業を進めましょう。

  3. 「これは残す?」と優しく質問する


     選択肢を投げかけることで、本人が判断しやすくなります。

  4. 今すぐ使わないものはまとめて保管 or 写真保存


     使わないモノは急いで処分せず、まずは保管箱に入れるなど、時間を置く余裕を作りましょう。

  5. 完了したら「ありがとう」「助かったよ」で終える


     感謝の言葉で締めると、気持ちよく次に繋がります。

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親世代に優しい収納のポイント

収納は見た目だけでなく、使いやすさと安全性が何より大切です。


身体に配慮した収納場所

  • よく使うモノは腰〜胸の高さに置く

  • 踏み台やかがむ動作が必要な高い棚・低い棚は避ける


シンプルでわかりやすい収納ツール

  • 引き出しより「見て取れる」ケースがおすすめ

  • 文字のラベルより写真ラベルやイラストを使うと、認知症予防にもつながります


「収納しすぎない収納」を心がける

  • 取り出しやすさを最優先し、モノを詰め込みすぎない


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まとめ:親子で歩む、心地よい整理の時間

実家の片付けは「いつかやらなきゃ」と思いながらも、なかなか始めづらいテーマです。しかし、親の暮らしを守り、家族みんなが安心して暮らすために、少しずつでも向き合うことが大切です。


この敬老の日に、「ありがとう」と一緒に「ちょっとだけ一緒に片付けてみようか?」と声をかけてみてはいかがでしょうか。


モノと向き合う時間は、親子のコミュニケーションにもなり、心の距離が近づくきっかけになります。

季節の変わり目に、整理収納で心も空間もすっきりさせ、温かい秋を迎えましょう。


アスは、ご家庭からオフィスまで暮らしのあらゆる困ったを解決いたします。

お気軽にご相談、お問い合わせくださいね。


 
 
 

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